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シンプルで変わった指輪と経年変化について

Categories: 手作りの指輪

titanium wedding band

チタンの指輪の真ん中に稜線を作り、その山を境にツヤのないざらざらした荒れた表面と、つやのある光る表面のコントラストを作った加工です。このデザインの場合、永く着けると山の部分が何かに当たるということはあっても、テクスチャーをつけた両者の面はあまり直撃されるリスクが低いので、永くきれいな面を保つのではないかと思います。
単なる平面だと、いわゆる平打ちタイプはまんべんなく傷になると思われますが、この形状ならトップだけが当たり、ほかはトップによってガードされるかっこうになり、2種類のテクスチャーが分かれたまま残ると思います。もし素材がプラチナやゴールドだったら2種類の仕上げの区別はわからなくなってしまいます。指輪の材質がゴールドの場合はマットに仕上げていた個所も、数か月を経て、光沢が出てしまうと思います。

このデザインでブラックの特殊加工を施した場合はどうなるでしょう。
ブラックの特殊コーティングは、例えば歯の硬さの何十倍も硬いので、歯科で歯をけずるような刃によって削ろうとしても文字通り刃がたたないと思われます。超硬と呼ばれる金属の中でも最も硬度の高い金属を削る刃でないとブラックをそぎ落とすことはできません。

*ただし、山の稜線のような形状に対し、鋭利な板状のものが一点集中のような当たり方をした場合はそのかぎりではありません。

ものとものが当たれば両方に傷がつきます。山の頂点にはものが分散して当たるよりも力が集中するためにどんなに強いコーティングでもはがしてしまうことはあると思います。

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リングにつく傷

Categories: 手作りの指輪

指輪などの、使わなくなったジュエリーのリフォームが流行っています。代々受け継がれたおばあちゃんの形見などがタンスに眠ったままもったいないのだそうです。

今のひとたちはあまり宝石を着けませんが、明治の女、大正の時代の女性は宝石を日頃からよく着けていたのです。おばあちゃんを思い出してみますと、サファイヤのついた指輪を毎日着けたままぬかみそを平気で漬けていましたし、ルビーの指輪を着けたまま、ごぼうの泥を洗っていたんです。

そのリングは、指から飛び出たデザインでしたので、当然指輪の細かい装飾にぬかみそが入り込み、それをブラシでごしごしやっていたおばあちゃん。いつでもどこでも宝石と指輪本体はゴールドだったというのはめずらしくなかったんです。

そんな使いこまれたリング、今着けるにはもう年季が入りすぎたリングをジュエリーリフォームやさんに持ち込んで今風の好みのジュエリーに作り変えるのだそうです。それにしても宝飾業者さんだけが得をするだけですのでもったいないと個人的には思いますが、昔のひとは常日頃から宝飾品と仲良しだったのだなとつくづく思います。

今は超音波洗浄機もありますが、そんなものでダイヤの指輪を洗ったりはしないでしょう。

ハンドクリームを塗るときでさえ、指輪をはずして、洗い物をするときも指輪をキッチンの指輪置きに置いてくださいと宝飾屋さんの店員さんに買う時に説明されるそうですから。

さて、指輪に傷がつくのもまったく気にせずサファイヤをガンガン着けていたおばあちゃんはとてもかっこいいと思いますが、現代のひとは傷をとても気にします。どうすれば傷がつかないか、傷がついたらどうすればいいか。傷というのは触っただけでも付きますし、毎日つければそのたびに傷になっていきます。目に見えませんが。そしてそれが日々蓄積してプラチナなどの地金が摩耗してゆき、目にみえてくすんでくる、それをきれいにするには傷をもっと削り取るしかありません。目減りは避けられません。けれど昔のお母さんたち、おばあちゃんたちは、指輪とともに過ごした日々の蓄積も愛して着け続けていたのかなと思いを馳せてみたいと思います。傷ってそんなに醜いものでしょうか。。。

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現代には、プラチナの2倍も傷に強いチタンという金属があります。明治通りのアウディービルの近くです。

渋谷区神宮前6丁目プロドット

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チタンのデメリットを克服する努力と具体例

Categories: 金属アレルギー

彫刻を入れたチタンの結婚指輪

彫刻を入れたチタンの結婚指輪チタンの指輪はサイズ直しができないのがデメリットという言葉がネット上に散見されるようになりましたが、実際にチタン専門店がどのように克服したかをご紹介したいと思います。

まず、微調整が可能な範囲は、叩いて伸ばせる1号程度ですが、スタンダードな平打ちリング、甲丸リングなどシンプルなものは2号大きくするか、それ以上伸ばせる場合もあります。

凹凸があったり装飾が細かい場合は叩いただけでなく装飾をやり直すことでサイズは大きくできますが、叩けばダメージが残りますので、修復します。サイズを小さくすることはできません。

貴金属とくにプラチナのエンゲージリングを着けている花嫁さまは、直径3mmから4mmの大きさのダイヤが特に一般的で、ゆるく着けているケースがあります。

プラチナのブライダルショップではサイズ直しできますから大丈夫ですよと言ってジャストサイズではないエンゲージリングを多々販売しているという印象があります。

あとでサイズ直しができるという安心文句です。

チタンの作り手は、そういうジャストサイズでないものを作ることはありえません。あとからもずっとサイズ直しが発生しない快適サイズで制作するというのが必須条件です。サイズを直す必要のないリングを作る=当たり前のこと。ですからしつこいくらいに測ります。

具体的には長時間着けたらどうなるか、指輪の幅も考慮します。幅が広いほど密着面積が多くなりますので着け心地は汗や指の血管の拡張によりむくみと感じられ圧迫するからです。そういった指の場合も研究しています。

また、関節が太い指の場合、単に関節を測っただけでは根元でゆるい指輪になりますので、内側も甲丸にし、内角を落とし、関節の通過をらくにする形状に加工します。そうすることで、付け根でもジャスト、出っ張った関節も通るという魔法サイズのリングが完成します。

また、楽器を演奏するひとの指は、一般的に、他のかたと違って指の腹に筋肉がついています。

美容師さんも、ハサミを持つ手の内側に筋肉があります。ボルダリングをする方、趣味でサイクリングをする方もグリップを握る指の特定の部分に張りがあり、通常の方と違うのです。個人個人の指の筋肉や脂肪の付き方、関節の太さを考慮しながらチタンの指輪を日々作っています。

永年の積み重ねと研究により、ぴったりサイズで作る技術は格段に上がっていきます。チタンの指輪職人はサイズで始まりサイズで終わるくらいにサイズにシビアです。指とリングサイズとその着け心地に対して責任を持って作ります。

一般的にサイズ直しをすると思って買っておられる方が多いのは、それほど既製品がジャストではなく、個々にぴったりにならないことが前提だった貴金属の歴史のせいではないでしょうか。

プラチナや金の指輪がゆるくて合わない場合はよくサイズを詰めるという言葉を聞きますが、貴金属の指輪をカットして余分な地金を除去して切り口をまた接ぐという工程が取られます。拡げる場合も継ぎ足しです。

何度も切ったりくっつけたりということは結婚指輪には縁起の面ではご法度です。離れたりくっついたりは離婚指輪となります。

チタンはひとつの塊から継ぎ目なしの状態で完成しますので正真正銘のマリッジリングです。そこが他のファッションリングとの違いだとも思っています。

では、もしもサイズ測定した日のサイズと、実際に完成した日の指のサイズが変わっていて、ゆるかったとしたらチタンの指輪はどうするのでしょうか?

その対策には、もう一本補助のリングをご用意する方法があります。結婚指輪が隠れるくらいの極細のリングをストッパーのようにして重ねて着けて大切な結婚指輪を紛失しないように守る役割です。

一時的に指が低い気温のせいで収縮したりということが季節でおこることがあります。冬のあいだ、指が細い時期だけはストッパーのリングを重ね着けし、むくんだときは補助なしで結婚指輪単体でといった具合にご本人の体調に応じてゆるいかゆるくないかで着けはずしできることになります。

ゆるいからと言って輪を切ってしまうことは和も切れていまいます。ひとつながりの輪を切らない主義、これはチタンの結婚指輪のデメリット克服策による功名になり得たのではないかと思います。

プロドットコム 松本

 

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SF映画 アビスABYSSとチタンリング

Categories: 手作りの指輪

指が自動ドアに挟まれて、そのときの結婚指輪をはめていたおかげで指が助かったというシーンがあるSF映画だそうで、その結婚指輪がほかの貴金属ではなくSFっぽいチタニウム製だったからタフで指を間一髪のところで守られた救われた!というお話のようです。

なんとチタニウム製のウェディングリングってあまりにもカッコよすぎると思いました。
とはいえ、映画のストーリー上は過酷な使われ方をされるのはいたしかたないとして、実生活ではそうならないよう、ジュエリーとして大切に扱うのが大前提だと思います。
どれほど強靭な素材の指輪でも、それを無敵の魔法の指輪のように思い込んでは指輪がかわいそうです。結婚指輪とは、お相手から贈られ身につけているお守りのような存在なのです。

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近頃チタンでもアレルギーが出るという嘘 実はコーティング

Categories: 金属アレルギー

最近はチタンでも金属アレルギーが出るらしいから。。。というのは本当でしょうか?

実際にはチタンで金属アレルギーになっているのではなく、シルバーにチタンコーティングしたり、真鍮にメッキしたりチタンと偽って販売されて、チタンと信じて着けてしまったために起こる金属アレルギーであるということです。

もしチタンで金属アレルギーになるのなら、なぜ皮膚科のパッチテストの項目に、金属アレルギーの原因物質としての「チタン」の項目がないのでしょう。プラチナも金も銀も金属アレルギーの原因金属と認定されています。チタンはまだ認定されていないので、もし調べたかったら特別にチタン試料を取り寄せなければいけません。たいがいのドクターはなさっていません。

もしチタンですと言って売られているピアスで金属アレルギーが発症したら、まずその販売店に確認すると良いですね。

最近こうした事例が増えた背景としては、純チタン製ではなく、安価な金属にチタンをコーティングして市販している量産アクセサリー業者が増えてきたということがあります。貴金属以外の安価な金属も金属アレルギーの原因として認定されています。ニッケル、亜鉛、銅その他真鍮などの合金なども金属アレルギーが起きます。

なぜコーティングで金属アレルギーになるかというと、着用で表面のチタンコーティングがはがれるなどして汗などでイオン化し、母材の安価な金属が皮膚に悪影響を及ぼすから。

純チタンだけではこうしたことは起こりません。

*チョコバナナに例えると

屋台のチョコバナナのようなもので、中身のバナナに高級チョコをコーティングして、硬くて丈夫なアクセサリーとして売られていても、使ううちにチョコがパリンと落ちてしまうわけです。なぜなら、チタンはとても硬い金属ですが、母材は柔らかい。母材とコーティングとに硬度の差が大きいと、土台が不安定で密着性が悪いわけです。そのためにバナナとチョコのくっつきを良くするためにニッケルなどのアレルゲン金属が層となって使われています。

みかけがチタンでも中身に要注意

金属アレルギー持ちの方は、純チタンのみ着けられると考えて良いと思います。他の金属にチタンコーティングというのは避けるべきです。メーカーと販売者が違うような流通の中では、母材の金属が何なのか、店員さんがわからに場合の方が多いのが現状です。

 

安心できるチタン専門店の作る国産の純チタンアクセサリーを着けて金属アレルギーでも安心してファッションを楽しみましょう。

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チタンの変色を一瞬にもとにもどす方法

Categories: 手作りの指輪

チタンについた油膜を取り除くと、驚くほど色が蘇ります。

チタンを取り扱うチタン業者のなかにもあまり知られていないのですが、変色したと思ったものは手で触っただけでついてしまう油分の皮膜です。

油分を除去すると、変色はなおります。色が変わったように見えるので、空気中に放置してチタンが変色すると勘違いする方がおられようですが、チタンは変色しません。空気にただ触れているだけではチタンの

地金の色を変えることはできないのです。しかしながら見え方が変わるのは、油膜で屈折率が変わるためです。これはお風呂の中でチタン製の指輪を見るのと、水に濡れていない状態、空気中で指輪を見るのとでも色が変わって見えるのと同じことなのです。

クリーニングが必要なほど油分で汚れたようにはみえなくとも、油の反射をすぐに反映しやすいのがチタンの特徴です。

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ブラックチタンとダークレインボーチタンの色と耐久性の違い

Categories: 手作りの指輪, Tags: ,

色の違い

ブラックとダークレインボーとの違いは、黒と暗いグレーとの違いのほかに、色の見え方にチタン独特の特徴がありますので、それをご説明したいと思います。

まず黒は黒でもピアノの黒や漆の黒とはちがう、メタリックな照りのある黒。

黒いチタンなので玉虫のような反射が見てとれます。

ダークレインボーもチタングレーですが、やはり限りなく暗い緑と限りなく深い紫が相混じってグレー色に見えると言った方が近いです。ルーペで接写してみるとグレー一色から成らず、CDのような反射の多色が入り混じってグレーに見えているという色ですが、身のまわりのどんな金属よりもダークな濃い色です。

銀色という表現がありますが、銀はとても白いです。銀の隣にダークレインボーを置けば黒く写るでしょう。

次に耐久性ですが、これはお値段に比例しますが、ダークレインボーもよほどの衝撃をピンポイントで掛けない限りは落ちないです。

あえて電動工具で傷り落とす際にも職人が苦労するほど強靭な色です。自然に色落ちすることはありません。

写真は光源のマジックです。言葉で色を伝えるのもむずかしいです。ぜひ原宿の店舗で手にとってご覧になってみてください。

 

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チタンの指輪は消防署で切ってもらえないほど硬いって本当ですか?

Categories: 手作りの指輪

こたえは、切れます、消防署で。

これはほんとうに万が一抜けないほど指がうっ血してしまったときの最終手段ですが、実際に消防署で切ってもらったチタンリングを拝見しました。

切れるのです。

プラチナの指輪やゴールドのように簡単に切れるわけではなく、消防署の人たち何人がかりかで、刃を取り替えてなんとか切れたそうですが、切り口はきれいにカットされていました。

カットする場所など考慮する余裕もないほど切羽詰まった時に駆け込む最終手段だと思いますが、あせらず指に糸を巻いて1本指輪に通すことさえ落ち着いてできればあとはするすると糸がほどかれることで指輪が徐々に指先に向かうという方法があります。

チタンは加工ができない金属ではありませんので、カットすることは可能ですが、大切な結婚指輪の絆が切れてしまわないように、適切なサイズで作る職人に託したいものです。

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チタンの性質

Categories: 手作りの指輪

ようやくチタンの金属としての利点もひろまってきました。

毎日着け続ける、日々のデイリージュエリーなわけで、記念では作るけれど、日常使いの指輪でもあるのが結婚指輪です。

指のちからでゆがんでしまうプラチナよりはるかに丈夫なチタン。なぜいままで結婚指輪の定番になってこなかったか不思議なくらいです。

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