Monthly Archives: 5月 2013

by

ブラックチタンとダークレインボーチタンの色と耐久性の違い

Categories: 手作りの指輪, Tags: ,

色の違い

ブラックとダークレインボーとの違いは、黒と暗いグレーとの違いのほかに、色の見え方にチタン独特の特徴がありますので、それをご説明したいと思います。

まず黒は黒でもピアノの黒や漆の黒とはちがう、メタリックな照りのある黒。

黒いチタンなので玉虫のような反射が見てとれます。

ダークレインボーもチタングレーですが、やはり限りなく暗い緑と限りなく深い紫が相混じってグレー色に見えると言った方が近いです。ルーペで接写してみるとグレー一色から成らず、CDのような反射の多色が入り混じってグレーに見えているという色ですが、身のまわりのどんな金属よりもダークな濃い色です。

銀色という表現がありますが、銀はとても白いです。銀の隣にダークレインボーを置けば黒く写るでしょう。

次に耐久性ですが、これはお値段に比例しますが、ダークレインボーもよほどの衝撃をピンポイントで掛けない限りは落ちないです。

あえて電動工具で傷り落とす際にも職人が苦労するほど強靭な色です。自然に色落ちすることはありません。

写真は光源のマジックです。言葉で色を伝えるのもむずかしいです。ぜひ原宿の店舗で手にとってご覧になってみてください。

 

by

チタンの指輪は消防署で切ってもらえないほど硬いって本当ですか?

Categories: 手作りの指輪

こたえは、切れます、消防署で。

これはほんとうに万が一抜けないほど指がうっ血してしまったときの最終手段ですが、実際に消防署で切ってもらったチタンリングを拝見しました。

切れるのです。

プラチナの指輪やゴールドのように簡単に切れるわけではなく、消防署の人たち何人がかりかで、刃を取り替えてなんとか切れたそうですが、切り口はきれいにカットされていました。

カットする場所など考慮する余裕もないほど切羽詰まった時に駆け込む最終手段だと思いますが、あせらず指に糸を巻いて1本指輪に通すことさえ落ち着いてできればあとはするすると糸がほどかれることで指輪が徐々に指先に向かうという方法があります。

チタンは加工ができない金属ではありませんので、カットすることは可能ですが、大切な結婚指輪の絆が切れてしまわないように、適切なサイズで作る職人に託したいものです。

by

チタンの性質

Categories: 手作りの指輪

ようやくチタンの金属としての利点もひろまってきました。

毎日着け続ける、日々のデイリージュエリーなわけで、記念では作るけれど、日常使いの指輪でもあるのが結婚指輪です。

指のちからでゆがんでしまうプラチナよりはるかに丈夫なチタン。なぜいままで結婚指輪の定番になってこなかったか不思議なくらいです。